平凡な毎日ですが、その中でもささやかな事件がたまに起こる?

備忘録的にのんびりと綴っていきます。



2012年10月26日金曜日

三陸に行ってきました③

今日は東京は快晴です。
仕事が早めに終わったので、今日はずっと放置していた三陸最終話を。

前回の続きから。

気仙沼に1泊し、次の日は陸前高田へ。
陸前高田に向かう間も入江という入江が被害に遭っていて、
下ってるなあと思うと必ず、何にもない雑草だらけの土地があらわれるといった感じ。
鉄道もトンネルが崩れたり、線路が流されたり。
因みに地元の方は、鉄道の復旧を!と言っているそうですが、
自治体はバスの運行に切り替えようとしているそうです。
友達の情報によると松島までの鉄道は動いていたそうです。観光地ですもんね。
でもそれから北は線路がまともに残っている部分なんてありませんでした。
線路自体が海に近く、とにかくトンネルが多い。
そして、そのトンネルのことごとくが壊れている。
復旧するには相当な費用と労力が必要だし、もし、街を高台に作るとしたら、
線路自体もルートを変えなければいけないでしょう。
そうするとトンネルをいちから掘らなければならないですもん。
仙台からはたくさんバスが出てましたよ。

陸前高田と言えば、高田松原の中で1本だけ残った「1本松」が話題になりましたね。
ご存知の通り、塩分過多で枯れてしまい、保存するかどうかでもめていましたが、
結局、一度カットして、人工的な処理を施し、震災を忘れない為にモニュメントとして残すということになりました。
私達が行った時は、偶然にもカットする直前で、枯れてはいるものの、本物の松を見ることができました。




震災に遭ってない私が思うことなのですが、
これを残すのであれば、松ぼっくりをまた育てて、
また松原を作った方がよっぽど励みになるのではないかということ。
募金によって資金を集めるそうですが、
他の事に使う方がよっぽど住んでいる人の為になる気がします。
松の葉は偽物で作るそうだし、なんだかなあ。

陸前高田は本当に見渡す限り何もなくて、今まで見てきた町の中で
一番観光以外の人に会いませんでした。
「ここを離れるものか。もう家たてちゃったよ。」みたいな綺麗な家も全くなく、
置き去りにされた感じ。
初めに撮ろうと決めた「頑張ろう」の看板なども皆無でした。
確かに、何もないから、多分生活できない。
皆さん、あちこちに避難したままなのでしょうね。
街機能は少し先の山の中腹に移動したようです。





上の写真の手前の山は瓦礫の山に雑草が生えたもの。
雑草に覆われた山があちらこちらでみうけられました。

1泊2日だけ訪れた三陸でしたが、
ここで育った人がこの土地が好きで、そして、海と共に生活があるというのが
来る前よりもすとんと理解できた気がします。
しかも、片付け自体は結構なスピードで進んでいて、
不景気不景気とはいいつつも「やるね日本!」ということもわかった。
気仙沼での食事中、後ろに座った気仙沼出身の津波に遭遇した方が
「なるようにしかならないからね」と前向きにおっしゃっていたように、
多分福島以外はイチから街の立て直しへ向かって、あとは前進のみ。

が、福島はね、住めない気がするんだよね。
それだったら、早くその方向で動いた方がいいのではというのが私の意見です。
汚染されたものを福島に集めるのが一番いいのではないかと。
もちろん故郷がなくなるのは悲しいけど、
汚染された環境で農業や漁業が発展するとは思えないし、
将来子供達に影響が出てもいいの?というところです。
汚染除去に使うお金を、新しい土地への生活基盤づくりに使った方がいいと思うのです。
皆さんはどう思いますか?


因みにこの陸前高田の後、西へ移動し奥州平泉に行ってきました。
平泉は「仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の一つとして世界遺産に登録されています。
一番印象に残ったのは、庭に興味がある私としては、毛越寺かな。
実は造園施工管理技士の試験にも出てくる「毛越寺」は極楽浄土の世界を再現しようとした
「浄土庭園」です。
暗記はしていたけど、実際に見ると圧巻!
とにかく全てが大きい。迫力ありましたよ。
この池にながーい朱色の橋がかかっていて、その先に御殿があったようです。




毛越寺 庭園


中尊寺 金色堂はその建物の中で撮影禁止なり
中尊寺金色堂の中には結構な数の仏様がおりました。
私は詳しくないので、ぼんやりと観ておりましたが、今まで見た中では仏様がすごい密度で並んでいて、しかも表情も豊かで「上等」という感じがしましたよ(稚拙な感想ですみません)。
金色堂は奥州藤原氏初代藤原清衡天治元年(1124年)に建立したものだそうで、
遺体もこの中に納められているそうです。

そんなわけで、短い東北の旅でしたが、
楽しい旅!という風にはいきませんでしたが、でも、行って良かったなと思いました。
これからも、震災の事は忘れないように、
出来ることはしないとね。

2012年10月23日火曜日

食と演劇

ここ数回適当なタイトルになってしまった。

寒くなってきましたね。ついに羽毛布団を引っ張り出した我が家です。
図面を書くときも、ひざかけをかけてます。動かないから寒いのだろうか・・・。
昨日、図面の仕事をくれている前職の部長から電話があって、
半年間だけデザイナーのアシスタントとして働いてもらえないかと言われました。
うーむ。ただでさえ人がいないのに、12月から1人産休に入るので、相当苦しいみたい。
やってあげたい気持ちもあるんだけど、まま、色々心中複雑でちょっと悩んでおります。

気持ちを切り替え、冬の味覚!
旦那さんが北海道に出張だったので、お土産です!
北海道はすっかり寒くて、職場の人は現地で洋服を調達したらしいですよ。





どどん。
うーん。美味しかったですよ~。特にホタテが美味しかったです。
塩レモンはもちろん、この前青空マーケット(マルシェっていうのか?)で買った
福岡糸島のバジルソースをちょっとかけても美味でした~。
タラバカニは季節ではないらしく、お店においてなかったそうで、
今回は毛ガニとズワイガニのみ。

お土産と言えば、この間友達とご飯を食べて、その時に松島のお土産を頂いてしまいました。
すごく有名なお土産だそうです。私は全く知りませんでした。
創業1327年というから驚きです。何かのご参考に。



で、日曜日は「ルーマーズ」という黒柳徹子主演の演劇を観に行きましたよ~。

水面下で?黒柳徹子ファンの私は、「黒柳徹子、来年は引退?」みたいな噂を聴いてしまったので(本当かは謎)、とりあえず観に行きたい!!とチケットを取りました。
黒柳徹子のお仕事への姿勢や次世代の子供たちへの貢献に、とても心を動かされる。
すごい人ですよね。
そんなわけで、「ル テアトル銀座」へ行ってきました。
海外のコメディドラマを演劇にしたということで、前半騒がしすぎて(アメリカンジョークなのか?)
ちょっと疲れてしまったけど、後半は話がどんどん膨らんでいって、
なかなかおもしろかったです。
黒柳徹子はそのまま黒柳徹子でしたよ。
演技をしているというより、地のままという感じもしたりして。
お話しているのを聴きたいなあ。

では、そろそろ晩御飯の準備をするかな~。


2012年10月14日日曜日

スポーツの秋、芸術の秋、そして読書の秋

ようやく扇風機の掃除しました。
なんだかんだ寒くなりきれずにもう10月中旬ですが、
さすがに半袖はもう寒いですね~。いい加減、衣替えをしなくては。
今日も旦那さんは出勤しております。
そんなわけで、久々のブログ更新。

因みに今月は楽しい行事がたくさんあります。
まさに秋を楽しむといった趣。

先週は初めて「六大学野球」を観戦してきましたよ。
神宮球場にて 東京大学 対 明治大学の初戦でした。


私も旦那さんも神宮球場に入るのは初めてだったので、とても新鮮。
しかも、大学生、若いですね~。
受付付近でチラシを配っていた関係者を高校生かと思ってしまった。
青春ですなあ。
そんなわけで、なんとなく応援しなくても勝ちそうな明治よりは東大を応援してみました。
中学時代、弱小ソフト部員だった私の予想としては、
試合自体ぐだぐだなのだろうと思っていたのですが、
3回までは手に汗握る試合展開で、なんと東大が先制点を3点もとり、
私の周りの方々も「ん?!どうした東大??」みたいな声がちらほら(→身内なのにヒドイ)。
「もしかして、いい試合になるのでは?」とドキドキしていたのですが、
危険を感じた明大もなんとピッチャーをチェンジ!
本気になった明大がこてんぱ?に東大をやっつけて、
3-11にて試合終了。
出だし好調、期待しただけに、ちょっと残念だったかな。
東大の選手達も高校球児だったのでしょうね。
私が思っていたよりもずっと迫力あるプレーだったので驚いたのですが、
明大の出身校を見ていると、甲子園常連校がちらほら。
そりゃ、勝てんわなあと思わずにはいられませんでした。

因みにその夜は妹と妹のお友達と私達夫婦で食事をしましたよ。

で、今週は、メトロ文化財団のコンサートが当たったのでサントリーホールに足を運びました。
今回は舞台の後ろ側の座席(指揮者の顔が見える席)!初体験でした~♪



演奏会のテーマは、「オーケストラと訪ねる 音楽の旅」。
日本の民謡から出発して、ロンドン、ニューヨークのミュージカルをオーケストラとオペラ歌手にて、
交響詩『ローマの松』をオーケストラにて演奏されました。
司会は元テレビ朝日アナウンサーの朝岡聡さん。
司会も上手で、とても和やかな演奏会でした。

因みに指揮棒の動きに演奏者がピタッとついていき、
手の動きによって演奏の雰囲気ががらりと変わったり、一気に盛り上げたりするので、
結構鳥肌ものでしたよ~。
席が席なので、音が聴こえにくかったりするのかと思っていたのですが、あまり気にならなかったです。
逆に音の重なりとかがクリアにわかって私は面白かったなあ。

難点はオペラ歌手が背を向けて歌うところかな。それだけは残念!!

そんなこんなで、赤坂から六本木まで散策し、バスにて帰宅。
どこからわいてきたのか?いわし雲に覆われた空。


そして最後は読書の秋かな。
最近、図書館って素晴らしいということに気が付きつつある私です。
働いている時は「購入派」だったのですが、もっぱら文庫本ばかり読んでいた私。
なるべくかばんを軽くしたかったのもあったのですが、
借りることによって、色々なジャンルの本に手を伸ばせるようになった気がする。
しかも、借りたくても図書館にない本は、リクエストすれば区が買ってくれたり、他の区の本を取り寄せてくれたりするのです。
昔、図書館でバイトしていたので、そのシステムは知っていたのですが、
自分で使ってみるととっても便利!有難いぞ、図書館!と思う今日この頃であります。

面白い本があったら、紹介しますね。

2012年10月4日木曜日

植物の秋、食欲の秋

今週末は3連休です!
東京はまさに運動会日よりです。
バラのサーシャも乾燥した秋空に凛と2輪咲いております。

とろこで、先日我が家の近くで秋を見つけました。


ジャン!



こちらは近くの「いわて牛」屋さんの店の前。
こちらのお店は、店の脇に植物をたくさん育てていて、
その季節季節の植物を店の前に飾っています。素敵ですね。
で、今年一番のハゼノキの紅葉を見つけました。
後ろには秋の代名詞キキョウの青い花が。
その右奥にはこれまた秋を感じさせるシュウメイギクなり。
雨も降っていたので、しっとりとして心に染みいりますね。
あ~、気持ちいいわ~・・・。

ついでにお弁当写真



・ピーマンとマッシュルームの炒め物
・鶏の酢煮&煮卵
・かぼちゃと玉ねぎのマヨサラダ
・きゅうりとわかめの酢の物
・プチトマト
・黒米入りご飯にのりと昆布

鶏の酢煮が美味しかったです(クックパッドからのレシピです)!
晩御飯の残りですが、お弁当にも良かったですよ。