忘れないうちに・・・。
備忘録です。長いです。悪しからず。
実家のブルーベリー 退院する頃には食べごろになっていました。 |
生まれた瞬間、なんだかぼんやりほっとし、
次の朝にはじんわりと感動。涙を流し、
そして、早速育児が始まりました。
私が分娩した病院は、はじめから母子同室。
朝、赤ちゃんは助産師さんに沐浴してもらった後、
私の部屋にやってきました。
赤ちゃんは初めての外界(?)
そして、私は初めての出産。
分からないもの同士が寄り添っても不安は募るばかり。
しかも、赤ちゃんがあんまりにも頼りない・・・!
私は赤ちゃんははじめからおっぱいをすぐ飲めると思っていました。
そして、私のおっぱいも出産すると自然と咥えやすい形になって、
母乳が出るものだとも。
が、がが、違うのです。
赤ちゃんは、
あごの力も弱く、口も小さいので、
なかなかおっぱいを咥えることが出来ず、
私のおっぱいも咥えにくい形から特に変化なし!
おっぱいは、はじめは分泌量が少ないのです!
赤ちゃんが吸うことによって、分泌量が増えてくる。
赤ちゃんに吸ってもらうことで、乳頭の形が段々変化してくるそうです。
知ってました??
1日目
おしっこが出ない!
病院ではじめに飲まされるシロップもミルクも飲んだらはいてしまうし、
腎臓に異常があるのでは!?と色々嫌な予感が頭をよぎり、
不安が不安を呼んでいく・・・。
おしっこが出ない、おしっこが出ない・・・と1日が異常に長く感じました。
赤ちゃんはお腹がすいたとき以外はほぼ眠っている状態。
2日目
朝、大量に妙に黄色いおしっこ出ました!
シロップもミルクも飲めるようになりました!
おしっこがつかえて、水分の補給ができなかったのでしょうか・・・?
良かった~と胸をなでおろし、母乳の練習をします。
助産師さんがマッサージしてくれますが、
乳頭がひび割れるのではないかという感じ(実際、のちにひびわれたり、一皮むけたり・・・)。
で、マッサージの後、赤ちゃんに咥えさせようとしますが、
私のおっぱいは咥えにくい形のようで、うまく吸いつけない。
助産師さんに押さえつけられるようにして赤ちゃんの顔は私の胸におしつけられる・・・。
で、号泣!!
それを左右のおっぱいで繰り返す・・・。
途中から咥えやすい様に乳頭保護器をつけて吸わせることになりました。
まだ吸えるほど母乳は出てないのですが。
お腹がすいて号泣→マッサージ(痛い)→ナースコール(保護器を持ってきてもらう)
→保護器装着→赤ちゃんに無理やり咥えさせる
→母乳でない(赤ちゃん号泣)→ナースコール(ミルクを持ってきてもらう)を繰り返す。
で、赤ちゃんが哺乳瓶のミルクを実に美味しそうに飲むのです。
3時間おきにくるおっぱいの時間が既に苦痛になり始める私。
で、この日は初乳をのませるという意図のもと、出ないおっぱいをしごいて
無理やり20mlを助産師さんにより搾乳。これまた激痛(泣)。
で、夜も自分で10mlですが2時間近くかけて、絞りだしました。つ、つらい。
この日は午前中、沐浴の方法を旦那さんと一緒に見せてもらいました。
3日目!
真夜中、赤ちゃんのおしめを換えようとおしめを開くと尿と一緒に血が出てる!!
心臓の音がどくどく、頭がくらくらするような緊張が走ります!
やっぱり腎臓に何か欠陥が??
すかさずナースコール!!
「尿から血が!!」すると助産師さんが来てくれましたが、
「もうちょっと様子をみましょう。」とのこと。
不安な時間をすごした後、
朝になって沐浴実習に赤ちゃんを連れて行き、
別のベテランっぽい助産師さんに尿の血の事を聞いてみました。
すると「それは生まれたばかりの赤ちゃん特有の症状だから、心配しなくていいわよ」
だそう!はじめの助産師さん、勉強不足!!なんなんだ~!!
ホッと緊張が解けました。
この日は乳頭保護器をつけた状態で一旦吸わせ、素早く保護器をのけて口に持っていくと、
左だけはそのまま口にくわえて吸ってくれました。
でも、おっぱいはあまりまだ出ていないので、哺乳瓶でミルクを。
ミルクののみっぷりがよくて、口に咥えさせると一瞬でなくなる。一気飲みというか、なんというか・・・。
4日目
この日は土曜日で本来なら病院は休みの日。
というわけで、いつもは助産師さんがたくさんいるのですが、
この日は看護師さんがメインで常駐。若干頼りない。
それに加えて、無理やりおっぱいを飲ませたのが悪かったのか
赤ちゃんがおっぱいをみたら泣くようになってしまった。
しかも、哺乳瓶は一気飲み!で、満足して寝るのです。
私が泣きたい・・・。
にしても、おっぱい拒否って母親にすごいダメージを与えるものですね。
自分でも想像していないすごいショックをうけてしまいました。
しかもこの日はミルクが足りなかったのか、夜中に泣きやまない!
今なら単にミルクが足りなかったんだなと思うのですが、
その時はミルクはいつも通り飲んだのに何で泣きやまないの??
どうすればいいの~?と一生懸命なだめるなだめる。
その疲れと精神的ダメージとまだまだ立ち上がるのが辛いという肉体的なしんどさと、
数日間の緊張の連続、そして睡眠不足!!
一気に今後が不安になってきて、
夜、旦那さんにかけた電話は相当どんよりしていたらしい。
この日が一番つらかった・・・。
そして、退院する日。
朝、沐浴を終えて助産師さんが授乳のアドバイスをしてくれました。
「だいぶ出てきてるわよ。余り細かい数字にとらわれずに、
赤ちゃんが泣いたらおっぱいを咥えさせて。
大丈夫、この子、おっぱいを飲むの上手だし、根性あるよ。」
なんでも、赤ちゃんによっては、咥えることをあきらめてしまうらしい。
で、3日後にまたおっぱいと赤ちゃんの様子をみせに病院に行くことになりました。
最後の励ましにちょっと気が楽になり、
お昼には退院。
両親と旦那さんのご両親が迎えに来てくれて、
旦那さんのご両親から頂いたベビードレスにて退院しました。
両家の両親が揃うという、なんだか非常に賑やかな退院となり、
外は快晴!
赤ちゃんはおくるみの中で相当まぶしそうに目をしかめていました。
初めての外の空気なんだなあと私は妙に感心して、
タクシーに乗り込んだとさ。