鈴虫達は早く出て来すぎたのではないか?
そんな疑問が頭をよぎる今日この頃であります。
ところで、この間申し込んだサントリーホールでのオーケストラのコンサートに抽選で当たった!!
やった~!ラッキ~!!
舞台の後ろにある席に希望を出したので、
指揮者の顔を見ながら鑑賞できます。
でもオペラ歌手や演奏者は私達に背中を向けてしまいますが。
初めての体験です。
では、前回の続きです。
写真は北上川の下流にある大川小学校です。
津波はこの小学校の屋根を超えたそうです。
この学校に今まで津波の被害があったことはないそうで、
避難場所に指定されていたとか。
それも逃げ遅れてしまった原因なのでしょうね。
学校の後ろに広がる平野は昔は住宅がたち並んでいたようです。
旦那さんと一緒に「裏山への通路もないし、逃げるといってもどこに逃げよう?」と現地で言っていたのですが、
新聞によれば、どうも職員の方達も震災前に裏山へ逃げる為の階段を作った方がいいのではという案が出ていたとのこと。
ちょっと息抜きに。
このどんぶりは女川から南三陸にいく途中で立ち寄ったお食事処。
このボリュームで999円なり。
むちゃくちゃ美味しかったですよ。
魚は東京で食べるより、九州で食べた方が美味しいなと常々思っていたのですが(築地には良い品が来ているはずなんだけどなぜなんでしょう?)、全くもって同じ感想。
新鮮だからなんでしょうか?
それとも空気が美味しいからなのでしょうか?
「こんな美味しいお刺身、久しぶり~!!」と感激。
十分な腹ごしらえをした後、また出発です。
南三陸町といえば、防災庁舎がテレビで何度も放送されていました。
後ろに平野が広がっていますが、こんな光景ばかりでした。
ちなみにTBSが取材に来ていましたよ。
実はこのTBSのカメラマンの方と泊ったホテルが同じでした。
カメラマンは絶対カメラを手放さないんですね。
朝食の時にも抱えてらっしゃいました。
私達が旅行したのは、震災からちょうど1年半を迎える直前だったので、
色々な局が取材していたようです。
因みにこの取材を受けている方々はちらっとテレビにでてらっしゃいましたよ。
取材は、被害にあった建造物の今後をテーマにしていたようです。
私は被害にあったわけではないからわからないのかもしれないけど、
想像するに、もし家族がここで亡くなったとしたら、
残して欲しいなあと思います。
祈りの場所がなくなって、津波の痕跡がなくなった方が悲しい気がする。
が、それは人それぞれなのかもしれないですね。
親なのか夫なのか子供なのか、そういうのによっても違うのかな。
こちらも南三陸町。船の高さからみても岸壁が沈んでしまっているのがわかります。
1Mくらい沈んでしまったそうです。
堤防も奥の方は流されてしまっています。
因みにこの間、東京千代田区にある「日本水準原点」を見に行きましたが、
東京でさえ24mm沈んだそうです。地震の威力を感じずにはいられません。
本当に色々な国の方の力を借りましたよね。
こんなに助けてもらえるんだと、すごく感動したのを覚えています。
実際被害にあわれた方は、なおのことでしょう。
で、夕方頃には気仙沼に到着。
チェックイン後、街をうろうろしました。
たくさんの漁船が停泊していましたよ。サンマ漁とかイカ釣り漁船とか。 |
ここが火の海になっていた地域 ほとんど何もありませんでした。 |
岸壁が斜めに沈んでます。 |
1年半の間にこの広範囲をよくここまで片付けたものだと本当に感心してしまいました。
海岸の岸壁は沈んでしまっているものの、
相当範囲の道路はなんと1m近く嵩上げされて、アスファルトを打っているのです。
上の写真からもわかるように、右は震災前の道路。左が嵩上げされた道路です。
こんな嵩上げがほとんどの道で行われているんですよ。電柱なんかも立て直してある。
家の周り1m四方に砂利を敷くのだって、ホームセンターで何十袋も必要なのに、
これだけの嵩上げを被災地の道路ほぼ全部にしていくのはどれだけの資材と人の力が
必要なのか、本当に想像もつきません。
そして、被災地のほとんどの場所でショベルカーとか工事車両が色々やっていて、
なんだかね、やっぱり日本は豊かだなあと思ってしまいました。
義援金や寄付もたくさん集まったのはあると思うけど、ちゃんと計画をたてて、
協力してここまで持ってくるのがすごい。
「オールジャパン」ってこういうこと?感動してしまいました。
JR大船渡線鹿折唐桑駅前に乗り上げた巻き網漁船「第18共徳丸」(全長約60メートル、330トン) |
下の写真は私達が止まったホテル「気仙沼プラザホテル」です。
なかなか良い立地で良かったですが、
ホテルを探しても、ほとんど営業しているホテルが見つからなかったです。
街全体を高台に移転する話もあるようなのですが、
既に海の側なのに新築をたてているお宅もあり、なかなか皆がまとまるとは難しいのだなと感じました。
お店や銀行なんかも高台に行ってしまうと、下ではなかなか暮らしにくいだろうしなあ。
色々考えつつ、ホテルのお料理、海の幸を堪能し、
温泉につかりつつ、深い眠りについたのでした。
次は陸前高田へ向かいます!
今日は長くなったけどここまでにしておこう。
長々と付き合って頂いた方、ありがとうございまいした。
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