平凡な毎日ですが、その中でもささやかな事件がたまに起こる?

備忘録的にのんびりと綴っていきます。



2012年11月8日木曜日

映画『アルゴ』行ってきました。

紅葉も進んできてますね。
植物が、春とはまた違った趣で、街並みに彩りを与えてくれます。
目に楽しい季節です。

映画『アルゴ』、観てきましたよ。
ラジオで映画評論家の町山さんがお勧めしていて、ずっと観たかったのです。
ちなみにこの映画、すごくぶっとんだストーリーなのですが、実話なのです。


STORYはこんな感じ↓(ホームページより抜粋)
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1979年11月。革命の嵐が吹き荒れるイランで、過激派がアメリカ大使館を襲撃、大使館員を人質にとる。彼らの要求は、悪政の限りを尽くしてアメリカに逃げた前国王の引き渡しだった。
混乱のなか裏口から6人が脱出、カナダ大使の家に身を隠すが、見つかれば公開処刑は間違いない。そして、大使館に捕われた人質も命はない。
絶望的な状況を打破するため、CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデス(ベン・アフレック)が呼ばれた。
トニーの“名案”は、ウソの映画を企画し、6人をロケハンに来た撮影スタッフに仕立て上げ、出国させるという作戦。
特殊メイクの第一人者で、『猿の惑星』でアカデミー賞に輝いたジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)が協力、瞬く間にプロデューサーと脚本が用意され、SFファンタジー『アルゴ』の盛大な記者発表が行われた。
イランどころかアメリカまでも欺き、タイムリミット72時間のハリウッド作戦が始まった! ところが――絶対にバレると反発する6人、脱出者がいることに気づくイラン、緊迫のなかCIAから作戦中止の命令が! 果たして6人の命の行方は――?
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当時はカーター大統領の時代だったそうですが、この作戦は18年間は極秘文書として保管され、
クリントン大統領の時代に機密扱いを解除。人質救出作戦の真相が世に明かされたとのこと。
細かい部分は説明を省きますが、特に最後の空港から領空脱出まで、まさに手に汗握る緊迫感でした。
面白かった~!
最後に人質になったアメリカ外交官やイランの街の様子を撮った当時の写真が画面に映されるのですが、
映画の中でも相当忠実に再現されていることがわかります。
私の中で妙に印象に残っているのは、米国大使館のシュレッダーにかけられた資料がイラク人の子供や夫人達の人海戦術により、繋ぎあわされるシーン。
脱出した6人の顔写真がちょっとずつあらわになっていく。
シュレッダーにかけられた資料を繋ぎ合わせようなんて考えたことありませんけど、
戦争になると敵のしっぽをつかむ為に気の遠くなるような作業でも総動員でやってのけるのかと思うと、なんかぞ~っとしました。「こんなこと知らないだろ」って思っていても、いつの間にか裏をかかれるなんてこともあるんでしょうね。

そんなわけで、かなりお勧めの映画です。
良かったら観て下さいませ。
私は勉強せずに行ったけど、当時の人質事件に関して調べていくともっと楽しめたかも知れません。

そういえば、オバマ大統領2期目に入りますね。
アメリカの民主党よりの本、共和党よりの本、貿易なんかの本、それぞれぽちぽち読んだ結果、
大きな政府と小さな政府、どちらがいいのか全く分からなくなってしまいました。
機能的に無駄なく動ければ大きな政府は魅力もあるのですが、
小さい政府よりは無駄になるお金も多いんですよね。
皆が性善説で動けばいいけど、なかなかそうはいかないし。
小さな政府はシンプルといえばシンプル。が、こちらは本当に個人責任。
人種問題も宗教問題も絡んでくるし、
なんだか読めば読むほどアメリカも大変なんだなと思えます。
フランス人が著者の本に書いていましたが、
「アメリカが弱くなった時、自国は耐えられるかどうかを考えた方が良い」というようなことが
書いてありました。
完全に日本はアメリカの核の傘に入れてもらっているので、
もし入れてもらえなくなったら危険です。
やっぱり自分の国は自分で守るしかないのかなあ・・・。









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