平凡な毎日ですが、その中でもささやかな事件がたまに起こる?

備忘録的にのんびりと綴っていきます。



2013年8月21日水曜日

出産記録③

私は吸引分娩の知識がなかったので、「なんでもいいから、早くだしてくれー」と既に他力本願になっていたのですが、
後で考えると、吸引分娩って赤ちゃんにとってそれなりに危険なのですよね。
うちの母は吸引だと聞いてショックをうけたらしいので、それが正しい反応だと思いました。
で、旦那さんから後で聴いた話では、
外で医師から吸引分娩の説明があり、「最悪腸の方まで裂けるかも」とか、なにやら恐ろしい話をしていたそうです。
そんな事を知らない私は分娩室で「助かった~」と思いつつ、助産師さんに、「麻酔はするんですよね?」なぞのんきな事を聞いてました。
で、偉そうな先生が登場し(吸引のプロ??)、割と壮絶な吸引分娩を経て、無事出産と相成りました。
出てきた瞬間、声が聴こえなかったのでぼんやりと「あれ?」と思ったら、
すかさず「口の中の羊水を出したら、声が出ますよ~。」と教えてくれて、
次の瞬間「ほぎゃ~ほぎゃ~」と一生懸命な泣き声が聞こえました。
感動の涙を流すかと思ったけど、疲労困憊で無事に出てきてホッとしたのと、
この子がお腹にいたのか~、私の子供なのか~、ちっちゃいなあ~と現実味がなく、
なんとも言えない感情で、実感がわいたのは実は次の日の朝。
旦那さんも不思議な気持ちだったみたいです。
が、外で待っている両親、特に母は、その預かった?責任とかも感じていたのでしょう。
一瞬目をうるっとさせ分娩室に入ろうとして、また出て行ってしまいましたが、
その時のうれしそうな顔がすごく印象に残っています。
分娩室から出て行った母は、時間がかかりそうだなと思ってちょっと休憩しにいっていた旦那さんのご両親を呼びにいったようなのですが、
旦那さんのお義母さんいわく、「あの時、お母さんが『生まれましたよ』呼びに来た時の嬉しそうな顔が忘れられん。」と
私に言ってくれます。
で、分娩室の外は「綺麗な顔してる~」「○○さん似やね~」とか一気に賑やかに。
お医者さんや助産師さんも「人気者やね~」とおっしゃってくれました。
その後2時間くらい後処置をして、終了。
赤ちゃんはその間わんわん泣いていましたが、
突然環境が変わって、どんな気持ちだったのでしょう?
少なくともびっくりはしてたかな~。

赤ちゃんに明るい未来が待っていますように!!


背中を洗ってます・・・か、可愛い・・・

出産記録②

そんなわけで、母とチェンジして腰をさすってくれました。
で、ここからは段々痛みも強くなってきて、慌ただしくなり旦那さんの記録も15時台まで。
普通は子宮口がじわじわ開くのと同時に赤ちゃんもゆっくり下りてくるのですが、
私の場合、もともと赤ちゃんが下の方にいたので、子宮口が開いてないのにはじめから赤ちゃんがどんどん出てきそうな感覚に襲われ、
いきんじゃダメと言われても力が入る!!
なので、旦那さんにお尻を一生懸命おしてもらい、赤ちゃんが出てこないよう抑えてもらいつつ、
力を逃す!っていうのを延々と繰り返していた。
これが辛くて、ベットの手摺にしがみついてすでに意識朦朧。
あと、とにかく「お尻を押して!・・・もっと強く!!」と旦那さんにお願いしていた記憶しかありません。
あれは何だったのだろう・・・?幻??
で、途中破水もし、子宮口がほぼ全開(≒10cmくらいらしい)になったからと、
分娩室に行ったのが、多分19時くらいだったと思う。
で、ここからがまた長かった・・・。

22:30くらいに生まれたので、時間にすると3時間半くらいなのでしょうけど、
いきんでもいきんでも出てこない!
分娩中はNSTをつけていて常時赤ちゃんの状態をチェック。
いきんでいる間、赤ちゃんは息が出来ないと聞き、必死で息継ぎ!
プールの中で誰かに顔を無理やり水の中につけられ、
その力に逆らって、必死に顔を水から出すような、そんな感じ。
NSTを見ると私のいきみが長くなると、胎児の心拍数が落ちるんです!怖いんです!!
晩御飯も食べてなかったので、
助産師さんが「何か食べた方がいい」といきんでいる間に母がおにぎりとかアイスとかお茶なんかをもってうろうろしていて、私に食べさせてくれ、
何故か小倉名物「ぽんつく」を旦那さんの実家のご両親にすすめたりしている(笑)。
いきみながらも「なにやってんの??」と気になりつつ、
旦那さんは相変わらずお尻を押してくれていて(助産師さんが押し続けた方がいいといったので)
でも私は頑張って出した分を旦那さんが戻している様な気もしていて(多分)、
お義母さんは私の手を握って声を詰まらせてくれている!
分娩室が賑やか過ぎる!!この出入り自由な感じは、普通なのか??
ともかく、母が「ななちゃん(と赤ちゃんを呼んでいた)も頑張っているんだから」と
肩をなぜられながら言われ妙に納得し頑張ろうと思ったり、
「出すまで終わらないのか~もうやめてしまいたーい」と思ったり(情けない・・・)。
何度いきんでも「頭が少し見える」程度から進展のないまま時間が過ぎ、
そんなこんなで、私と赤ちゃんの体力やもともと出口が小さいといわれていたのものあって、
吸引分娩する事になりました。
・・・続く

出産記録①

お久しぶりのブログです。
いつの間にやらすでに里帰りを終え、神戸に戻ってきました。
3か月間、十数年ぶりに実家でゆっくり過ごしたわけですが、気がついてみればあっという間でした。 母親は大変だった事でしょう。
でも、久しぶりに一緒にドラマ(楽しみにしていたのは「半沢直樹」と「DOCTORS2」)をみたり、おしゃべりをゆっくり出来たし、 親戚やご近所の方もお祝に来てくれて、久々にお話出来て、 良かったなと思います。
そんなわけで、すっかり家事を忘れての自宅生活です。
病室から
出産記録をちょっとつけたいと思います。
今となっては、全てが幻?の様な気がしていますが、
良かったら、読んで下さいね。
もしかしたら直接的な表現があるかもしれませんが、あしからず。

お産に完全にびびっていた私ですが、
さすがに予定日になると「陣痛、早く来ないかなあ」なんて思っておりました。
予定日の真夜中2時過ぎ(だから次の日なんですが)に、うとうとしていると、
なんだかずしーんとお腹が痛い。痛みの強さをグラフにすると、ちょうど放物線を描くような
そんな痛みが一定間隔でやってきます。
「このよどみない痛みはもしや!!」と時間を計ってみると、10分間隔!!
病院に電話しました。
すると「5分間隔になったら、再度連絡下さい。」と言われ、なんとなくびびりながら、
両親を起こし、旦那さんに電話。
入院準備をして、地に足つかない気持ちで、痛みをこらえておりました。
5分間隔になったので、再度病院に連絡して、病院に来るように指示をもらい、
すかさず旦那さんにも電話して、
両親と病院へ。
病院についたのが確か4時20分頃。
すぐに内診してもらい、子宮口が3cm開いているといわれ、
「入院して下さい」とのこと。
というか、この状況で帰れと言われても辛い・・・。

で、お腹にNSTという赤ちゃんの心拍数や胎動、陣痛の強さを測定する機器をつけられ、
陣痛の間隔を測ってみると、なんとまた10分間隔に。
助産師さんにだいたいいつ頃出産になりそうかと聞いたところ、
「早くても今日の昼か、明日になるかもね~」とのこと。
旦那さんに再度連絡し、そのまま伝えました。
まだ痛みも強くないし10分おきなので、母と写真をとったり余裕をみせていた私。
陣痛が来た時には母に腰をさすってもらいながら、
本で見た陣痛逃がしグッズのゴルフボールをお尻にしいて、陣痛逃がし!
本を読んだ時は「ゴルフボールで肛門を押す」ってなんだ~と笑いましたが、
途中からゴルフボールが手放せない状態に。
で、9時40分(だったかな)に新幹線で小倉に到着した旦那さんが
病院に到着したのは多分10時半くらい。
で、到着早々、何かの裏紙に陣痛が来た時間と終わった時間を書きこみ始めました。
職業柄なのか?

・・・続く